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Protocol - 人類初のエイリアンとのファーストコンタクトを果たす

エイリアンと「最初のコンタクト」をとる

「Protocol」というゲームは、人類がエイリアンとのファーストコンタクトをとるいう、国際プロジェクトをテーマにした作品だ。現実にも"METIインターナショナル"や"ブレークスルー・リッスン"など、宇宙人を探すために科学者たちが本気で取り組むプロジェクトがある。
浮遊するロボットや、テレポーテーション技術が普及している近未来の舞台で、プレイヤーはエイリアンとの「最初のコンタクト」をとることができるのだろうか。

プライベートベータを遊んでみて

開発元のFair Games様よりプライベートベータ版にご招待いただき、早速プレイしてきた。このゲームはまだ未完成ということで、プレイできたのは、プロジェクトの訓練に合格するシーンまでだった。エイリアンを探しに行くミッションは、正式サービスより遊べるようになる。
イントロは、地球に飛来したUFOをミサイルで撃墜するシーンから始まる。

UFOの墜落地点に向かうということは、いよいよ人類がエイリアンとの「最初のコンタクト」をとることになる。その最初の人物に選ばれたのが、あなた(プレイヤー)だ。早速UFOのもとに向かって戦いなりが起こるのかと思いきや、プロジェクトの議定書へのサインする操作から始まる。そう、これはアクションでも射撃ゲームでもない、パズル要素がふんだんに使われたゲームなのだ。
UFOをミサイルで撃墜するシーンからイントロが始まる
引き出しを開けてペンを取り、議定書にサインする操作から始まる。

1人称視点のパズルゲーム

議定書にサインをした後、射出用カプセルに乗り込みプロジェクトの訓練が始まる。射出用カプセルと聞くと、それは故障フラグを予想するが、案の定カプセルが故障し脱出を図らなければならない。室内の火災を消火器で抑え、換気を行い、非常用レバーで曲がったドアをこじ開ける。この時点でプレイヤーの好き嫌いがはっきりする。パズルゲームが嫌いな人はここでゲームを終えるだろうが、好きな人にとっては次の展開が気になってくるだろう。
カプセルから脱出すると、そこは一面が雪で覆われた極圏が広がる。先に進むと何やら巨大な施設がうっすらと浮かび上がってくる。どうやらここでプロジェクトの訓練を受けるようだ。この施設に入るまでにもバッテリーを充電したり、パスワードを打ち込むパズルを解いていかなければならない。特に電気が流れるケーブルのエラーを修正する場面では、「あ!そういうことか!」と後から納得させられるような、ごく現実に根差したパズルで面白かった。
カプセルから脱出すると、そこは雪に覆われた極圏だ。奥には巨大な施設がうっすらと。
このケーブルのエラーを修正する場面は、パズル好きにはワクワクするだろう。

議定書に違反しないかビクビクしながらプレイする

このゲームはじっくり順序を考えて、時には失敗を繰り返しながら進めていくゲームだ。次のステップに進めたときはすっきりするが、失敗を重ねる必要もある。「え?ちゃんとやったじゃん!!怒」という歯がゆい場面にも突き当たるが、自分の行動が本当に正しかったのかを翻って考えるきっかけにもなる。ちょうど"理不尽マリオ"のステージのように、失敗を重ねながら一歩一歩進んでいく感覚だ。
便座を上げなかったりこぼしたりすると議定書違反となる。開発者の癖のようなものも垣間見える。
「青の薬を500g注射しろ」など記憶力を問われる場面も。
順序を間違えたりするとゲームオーバーとなる。なぜ核爆発なのか定かではない。

開発会社はロシアのFair Games

Fair Games Studioはロシア西部のカザンという都市に拠点を置いており、インディーズゲーム会社として開発を行っている。「Aliens In The Yard」「ADOPTION」など、1人称視点のVRゲームに力を入れており、謎解きやホラーを中心としたゲームを作っている。
Fair Games Studioのメンバー
ゲームイベントではVRブースを主に出展している。

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まとめ

「PROTOCOL」というゲームは、エイリアンとの「最初のコンタクト」をとる国際プロジェクトがテーマの1人称パズルゲームだ。プレイヤーはAIから指示されたことに忠実に従い、プロローグの訓練を完遂しなければならない。少しでも行動順序を間違うとゲームオーバーになるため、スムーズに物語を進めることは至難だ。失敗を重ねながら一歩一歩進んでいき、時にはイライラしながら自分の行動順序を振り返ることもあるだろう。まさに現実世界のような、なかなかうまくいかない世の中の写像ともいえるゲームだ。

執筆者Writer

AnTytle

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