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ディビジョン2 プライベートベータ レビュー

ウイルスに侵されたワシントンDCが舞台

ディビジョン2の舞台設定は、世界中に蔓延した殺人ウイルスから生き残りの人々を守る物語です。敵はゾンビやモンスターではなく、同じく生き残っている他の勢力となります。ウイルスにより政府機関は崩壊し、最悪な治安に陥った街で活動していきます。

この舞台設定は、実際にアメリカ軍やジョンズホプキンス病院(CCBS)による合同シミュレーション(Operation Dark Winter)がもとになっています。もしもアメリカで生物兵器テロが起きた場合の、その最悪の被害までを想定した議論が展開され、その予防策や対応戦略がまとめられています(http://www.centerforhealthsecurity.org/our-work/events/2001_dark-winter/Dark%20Winter%20Script.pdf)。

朽ち果てた街のグラフィック

ディビジョン2は、前作から7か月経った設定となっています。前作はパンデミックが起こったばかりで、まだ雪がキレイに積もっていたり、人が様々な行動をしている様子が見受けられました。しかし世界中にウイルスが蔓延した7か月後(今作)になると、スモッグが街を覆っており、大量のゴミや錆、構造物の崩壊が進んでいます。これらはウイルスをきっかけとする治安の悪化を描写したものです。
グラフィックの品質は、ぱっと見では前作と変わりません。一つ一つのオブジェクトの作り込みは、前作の時点で他のゲームを圧倒しています。よく目を凝らしてみると、NPCの顔の表情がより自然になっていたり、茂みを歩いた時の枝の揺らめきがリアルになっていることに気づきました。何よりの違いは、ウイルス蔓延から7か月経ったときの朽ち果てた街を、スモッグやダメージ表現を巧みに用いて表現していることです。
街中に大量のごみが広がる。
今にもゾンビやモンスターが出てきそうだが、人間しか出てこないのでご安心を。

スムーズな操作性

ディビジョン作品は、FPSやWarframeのようなスピード感ではなく、遮蔽物をぬって敵との距離を機敏にはかることに長けています。銃器とグレネードに加えて、タレットやドローンなどの特殊武器もあり、多数の敵にも迅速に対応できます。

ミッションは淡々としている

ウイルスをきっかけに、崩壊していくアメリカを守るという設定で物語は進んでいきますが、基本的にNPCから与えられるミッションは、いわゆる"おつかい"です。ディビジョン作品はストーリーに浸ってじっくり楽しむことより、COOPやPvPで腕を上げて、他のプレイヤーと多様な協調性を築いていくことに醍醐味があると感じます。

これは公式ページの情報量からも見て取ることができます。ストーリーよりもマルチに関する情報がより詳細に記載されています。
「私たちがやらなきゃ...」後にプレイヤーが回収するハメになるのは想像に難くない。

UIはクールゆえに見難い

ディビジョン作品のインベントリやショップのUIは、情報が事細かに表示されるため、最初は拒絶反応が出てしまいます。どこを見てどのボタンを押せばいいのか分からず、イライラしてしまう場合があります。非常にクールでカッコいいUIですが、これ以上の改善はできないものかと惜しい気持ちになってしまいます。
ショップの画面。慣れればどの数値と比較すればいいか分かるようになるだろう。
インベントリ画面。こちらもごちゃごちゃしているが、慣れればどうということはない。

マルチプレイは非常に面白い

ディビジョン作品の醍醐味は、他のプレイヤーと協力してミッションを達成していく中にあると感じています。プライベートベータでは、最大4人の協力プレイでミッションに挑むことができましたが、その連携度合いは実に戦略的です。例えば囮作戦で、敵が他のプレイヤーの方向を向いている隙に、スナイパーで頭を撃ちぬくということもできますし、一丸となって撃ちまくる作戦も可能です。

協力プレイの他にPvPモードも実装されています。これも最大8人でのデスマッチで、PvEより高度なエイムと立ち回りが必要になります。プライベートベータではマッチング時間が非常に長いという問題が発生していたので、製品版までに改善を期待したいですね。
最大4人での協力プレイを楽しめる。
字のごとく3人が一丸となって敵に立ち向かっている。この時は敵に後ろをとられて2人が殺害されてしまった。後ろの目も大切に。
味方がダウンor殺害されたら、ボタンを押し続けることで蘇生可能。

まとめ

ディビジョン2は前作の舞台の7か月後を描いた物語で、ウイルスが蔓延しきった最悪の状況下をプレイヤーは生き抜いていきます。グラフィックの品質自体は前作と大差ありませんが、ウイルスに侵されたワシントンDCと、悪化した治安の描写に没入感を覚えます。ゾンビでも出てくるのではないかという不気味なスモッグは、プレイヤーをゲームの世界に引き込みます。

戦闘システムは前作同様に、遮蔽物を巧みに利用して敵を倒していく機敏さは、ストレスを感じさせません。ショップやインベントリのUIに関しては、いろんな細かい情報が一度に表示されるため、最初はどころ見ればいいのか分からずイライラすることでしょう。

マルチプレイはPvEとPvPの2種類があり、最大4人の味方と協力してミッションを遂行します。PvEでは囮作戦をはじめとして、多様性のある立ち回りを楽しむことができます。一方のPvPはチームデスマッチでは、プレイヤーの武器や防具の性能に大きな差があることから、初心者お断りな面も見受けられました。

今回はプライベートベータのレビューということで、次のクローズドベータや製品版までにどこまで改善されてくるのか、非常に楽しみであります。
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執筆者Writer

AnTytle

2014年頃にAnTytleを設立。当初はプログラミング記事を書いていたが、2016年にYouTubeチャンネルのゲーム動画がヒットし、以来ゲーム分野にピボットした。

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